こんにちは!
モノクローム筆アーティストのすがはらけいこです。
わたしは現在、筆文字の楽しさを伝えたり、イベントに出店したり、墨と筆を使って、色んなアート活動をしています。
ここでは、わたしがどんな風に生きてきたか、ちょっとお話ししてみようと思います。
Contents
子どもの頃から自分の字がコンプレックスだった
わたしは両親ともに達筆な家庭に産まれ、物心ついた時から
「もう少しきれいな字を書きなさい」と、両親に言われ続け、自分の字が嫌いで、コンプレックスになっていました。
小学生のころに2年ほどお習字に通いましたが、あんまり上手にならないまま辞めてしまったんです。
学校の宿題などをしていても、
「そんな字で提出しても、先生に読んでもらえないよ」と言われて、何度も書き直しさせられて、それはそれは苦痛でした。
音楽漬けの毎日を過ごした学生時代
そんなわたしも3歳からピアノを始め、小5から電子オルガンを始めました。
学校から帰ったら、宿題をちゃちゃっと済ませ、ピアノと電子オルガンの練習をする毎日。
自分の字のコンプレックスなど、あまり気にしなくなっていきました。
大学卒業、そしてまた字のコンプレックスに悩まされる
その後、音大を卒業し、音楽教室の講師になったのですが、そこで、また自分の字のコンプレックスに悩まされるようになります。
生徒に宿題を出したり、親御さんへお知らせをしたり、手書きをする機会が増えたことで、このままではダメだ!とまた、お習字に通い始めました。
やっぱり働きながらは大変!挫折の日々
音楽教室の講師って、自分の技術もどんどん磨く必要があって、働きながらの習い事って、なかなか難しく挫折・・・
その後、講師を辞めて、事務の仕事を始めたときに、もう一度お習字に通いましたが、やはり続けられなくて挫折・・・
仕事では、ほぼパソコンで作業していたので、もういいかな~と諦めかけていました。
筆文字の体験講座で褒められた!
そんな時に、いつも読んでいたメルマガで、筆文字の体験講座が紹介されていて、
「こんなかわいい文字が書けたらいいな~」と、迷わず申し込みました。
体験講座に参加して、ほぼ初めて筆ペンを握って書いたのが「感謝」と「ありがとう」
その時の講師の方に、
「筆文字経験者?すごくいい感じに書けてる」と褒められ、調子に乗って講師の資格まで取ってしまいました。
資格を取るまでは、毎日時間を忘れて筆ペンを持ち、何十枚も練習する日々でした。
楽しくて楽しくて、筆ペンを持ってる時間がとても幸せでした。
初めて作品をプレゼントして感動!
そんな中、退職する同僚に「ありがとう」と書いて渡したところ、
ポロポロ涙を流しながら、「こんなのもらったことない、めちゃくちゃ嬉しい!逆にありがとう!すがはらさんのあったかさが伝わりました!」と喜んでもらえたことがきっかけで、筆文字の力を実感し、この感動をたくさんの方に伝えたい!と考えるようになりました。
普段書く字には、いまだにコンプレックスがありますけどね。
筆文字アーティストとして活動開始!
仕事をしながら、休みの日にリアル講座を開催し、小学生から年配の方まで、筆文字の楽しさを伝え始めました。
その後、コロナによってオンライン講座に切り替え、zoomやLINEを使って筆文字の書き方や活用の仕方をお伝えしてきました。
1か月間、毎日インスタライブを開催し、延べ600人以上の方から、リクエストを聞いて、筆文字の書き方や筆ペンの使い方、クリスマスカードや年賀状などのアレンジをお伝えし、そこから、個別の講座に参加してくださった方もいらっしゃいました。
新たな夢
大好きなアーティストのライブに参戦するときに、歌詞を書いたポストカードを5年間で500人以上の方にプレゼントし、涙を流して喜んでくれる方、「お守りにして頑張ります!」「宝物にします!」、何年か経ってから「ずーっと家に飾って、毎日見てます!」と言ってくださる方など、本当に嬉しい反応をいただいています。
そのアーティストのファンイベントで、ツアータイトルを筆文字で書かせていただき、全国を回ったことも。
このツアーのファイナルに参戦し、全国を回ってきたものを見たときの感動は、忘れることができない宝物です。
いつかは、筆文字を使って、大好きなアーティストと何かで繋がりたい!という夢ができました。
筆アーティストとして
上手じゃなくても、手書きの文字を書く瞬間、相手を想うことができる、そうして書いた言葉には、ホントに凄まじい力があると、信じています。
心がキュンとなる文字で、言葉と想いと笑顔を伝え、字に自信がないという思い込みを手放し、自分のことを宝物にできる人が溢れる世界を作っていきたいと考えています。